フィンランド旅行5日目は、フィンランドから一足伸ばして、海を隔てたお隣の国、エストニアの首都・タリンに向かいます。
予定ではタリン滞在は1泊2日の予定です。
日帰りでも行けるのですが、フェリーで片道2時間かかるので、余裕を持ってタリンで1泊するプランにしました。
Contents
Original Sokos Hotel Vaakuna(ソコス ホテル ヴァークナ)を出発!
今日はヘルシンキからエストニアのタリンまでフェリーで向かいます。
タリンで一泊した後にヘルシンキへ戻ってくる予定なので、大きなスーツケースはヴァ―クナに預けて荷物を身軽にします。
チェックアウト時にフロントで「荷物を預けたい 」と伝えると、Baggageルームのカードキーを渡されます。
そのカードキーで、ホテルの入口近くにあるBaggageルームへいつでも出入りできます。
ただし、Baggageルームは「カードキーがあれば宿泊者以外も入室できる」し、「前の人に続いて入ればそもそもカードキーも不要」と少しセキュリティ面で不安があります。
なので、二人分のスーツケースをあらかじめ準備しておいた100円均一の自転車用のワイヤー鍵で連結させ、さらに室内のポールへくくりつけておきます。
こんなやつです。
本気になればすぐ壊されそうですが、ないよりはましです。
海外で盗難にあうとほんとに大変なので、「やりすぎ!!」ってくらいがいいと思います。
もちろん、スーツケースには貴重品は入れません。
カードキーは不要になったらドアの回収箱に入れる方式で、とりあえずそのまま持ってタリンへ向かいました。
まだ日が出て間もない早朝5時半ごろにホテルを出発します。
朝食会場はまだ開いていませんでしたが、ロビーに軽食とドリンクはありました。
ヘルシンキ駅もさすがに早朝は人気がなく静かです。
2泊お世話になったヴァ―クナも朝焼けでオレンジに染まっています。
ヘルシンキ中央駅の前のトラム乗り場から港までは直通便があります。
2018年8月にトラムの路線が改訂され、西ターミナル行きは7番か6T番どちらでもOKです。
西ターミナルもターミナル1とターミナル2がありますので、事前に確認が必要です。
タリンクシリヤラインのスターに乗って、タリンへ!
トラムに乗ること15分から20分ほどで港に着きました。
今回はタリン行きのタリンクシリヤラインのフェリーに乗るので、乗り場はターミナル2です。
フェリーは出発時間前でも搭乗手続きを終了したり、早めに出航したりということがあるらしいので早めにきました。
今回は北欧トラベル経由で予約していたので、窓口で手続きが必要でした。
北欧トラベルでのチケットの手配方法はこちら。
VR列車の取り方をUPしていますが、フェリーの場合も基本的に同じです。
フィンランドの列車・VR列車の利用方法 鉄道の使い方、チケット予約の取り方
窓口でバウチャーとパスポートの提示を求められます。
パスポートは乗車する全員分必要でしたので、忘れずに準備しておきましょう。
TALLINKの公式サイトで予約すると、自動発券機で簡単にチケットを発券できるようです。
次回からは頑張って公式サイトを利用しようかな。
チケットを受け取り、搭乗手間でしばらく待ちます。
待合スペースは結構広くて、売店もあります。
売店で朝食としてサンドウィッチをテイクアウトしておきました。
待つこと30分ほどで乗船開始です。
今回乗るスターというフェリーは、このグリーンのフェリーです。
かなり大きなフェリーですね。
今回は個室ではなく、STARクラス(自由座席)のチケットです。
フェリーの大半はフリースペースとなっていて、空いている席に自由に座ることができます。
窓側や、飲食店の周辺、ソファー席は人気です。
乗船したら、まず席を探します。
今回は、バーガーキング横の窓側の席をゲットしました!
フェリーの中には、スターバックスやバーガーキングなど飲食店のほか、スーパーやお土産屋さんもたくさんあります。
スタバのメニューは限られていますが、日本で販売終了したロゴチョコレートがありました!
出航後30分もすると周りは海だけになります。
フェリーにもフリーWIFIがあるのですが、なんか速度が遅くて不便でした。
ちなみに、フィンランドで使用していたシムフリー端末も、出航後30分くらいで利用できなくなります。
フィンランドでのシムフリー端末についてはこちら。
フィンランドでスマートフォンを使う!シムフリー端末の設定方法と通信カードの購入方法
フェリーに乗ること約2時間、なんか対岸に見えてきました。
後から分かったのですが、今回の目的地であるタリンの旧市街地です。
フェリーは揺れることもなく、快適な海の旅でした。
タリンの港も見えてきました。
港に到着後、エストニアで利用できるシムカードを探したのですが見当たりません。
仕方なくヘルシンキで購入していたDNAのカードを使うと、普通に利用できます!!
DNAのシムカードはEU圏内のデータローミングに対応しているみたいで、端末のデータローミングをONにするだけで利用できます。
今回はクレジットカードを登録していないので、シムカードにあらかじめチャージしてある金額を使い切ったら終わりです。
高額請求のリスクもありませんので、シムカードにクレジットカードを登録するのは辞めておきましょう!
エストニア・タリン旧市街地とThe Three Sisters(ホテルスリーシスターズ)
タリンの港から徒歩20分ほどで、目的地のタリン旧市街地に到着します。
港からたくさんの人が歩いて旧市街地に向かうので、なんとかなりました。
これは、有名な「太っちょマルガレータの塔」と呼ばれる建物です。
残念ながら工事中で、中には入れませんでした。
そして、今回の宿泊ホテル、スリーシスターズです。
かなり格式あるホテルで、なんと天皇陛下も宿泊されたことがあるとか!!
3つの建物が並んでいるのが特徴で、寄り添うように並んでいる建物の様子から「三人姉妹=スリーシスターズ」と呼ばれるようになったとか。
建物は2003年に一部改装され、今では5ツ星のホテルです。
フロントに荷物を預けた後、タリン旧市街地の観光に出発します!
タリン旧市街地観光
タリン旧市街地は街並み全体がすごく素敵です。
海も近いし、魔女の宅急便でキキが選んだ街にそっくり。
こちらも有名なタリン旧市庁舎とラエコヤ広場です。
タリン旧市街地の中心地になります。
旧市庁舎は、北欧では唯一中世のままで現存する市庁舎だそうです。
下町の中心として8世紀におよぶ歴史があり、今では往年の商人たちの館がカフェやレストランになっています。
中の見学はあとでゆっくりすることにして、街並みを楽しみます。
SAKUと書いてあるテントがあちらこちらにある。
何かと思ったら、エストニアのビールでSAKUというビールが有名みたい。
ちなみに、うちのねこの名前も「さく」。
次男ねこ・さくら(アビシニアン ブルー)
テントがいっぱい!
みんな楽しそうにお昼前からビールを飲んでいます。
あとでSAKUビール飲んでみよう。
この、旧市庁舎についているドラゴン、実は雨樋です。
屋根の上の風見計「トーマスおじいさん」も有名なので、ぜひチェックをくてください。
中世の雰囲気を演出したレストラン Olde Hansa(オルテ・ハンザ)でランチタイム!
タリンでの昼食は、あらかじめ予約してあったオルテ・ハンザというお店です。
タリンの旧市庁舎から徒歩数分でいける、アクセス抜群のところにあるので、すぐにわかります。
オルテ・ハンザは、エストニア料理のお店で、中世の雰囲気を演出した料理が人気のレストランです。
多分、タリンで旅行者には一番有名なお店だと思います。
店員さんたちも中世風の衣装を身につけ、中世風の演出を交えつつサーブしてくれます。
実際にかなりの人気ですので、オルテ・ハンザで食事をする場合は、あらかじめ予約しておくことをおすすめします。
公式HPのメールで簡単に予約できますよ!
店内もすごく雰囲気があって素敵です。
ですが、店員さんが「こんな天気がいい日に外で食事しないなんてもったいないよ!」と勧めてくれたので、店外のテラス席で食事をすることにします。
まだ時間が早いせいか、お客さんはまばらでした。
でも、しばらくたつと満席になっていたので、やっぱりあらかじめ予約をしておいたほうが良さそうです。
なんと日本語メニューもある!
微妙に変な日本語だけどね。
メニューがシンプルすぎてよくわかりません。
フィンランドと比べると、物価は安いです。
安いと言っても、日本と同じくらいでしょうか。
プレートは量が多いと事前に調べていたので、単品で注文をしました。
- 伯爵のきのこのスープ
- 2種類の魚のサラダ ハンザ風ニシン・スモークサーモンのソテー
- ビーフサーロインステーキ
- ハニービール
- 白ワイン
をオーダーしました。
ハニービールとワイン。
名物のハニービールは変な縄文土器みたいな入れ物に入ってるけど、なんか欠けてる・・・中世から使ってるんでしょうか??
肝心のお味ですが、ハニービールは自家製の蜂蜜入りの黒ビールなので、結構甘い。
これは好き嫌いが分かれそうです。
あまり日本人向けではない気もしますが、せっかくタリンまで来たので一度は飲んでみてください。
白ワインは普通においしくいただけます。
伯爵のきのこのスープですが、こちらも土器みたいな容器です。
パンとチーズのようなバターのようなもの??がついてきます。
女性ならこのスープとパンでお腹いっぱいになるほど、量は多めです。
スープな濃厚でクリーミー、キノコはマッシュルームだと思います。
たっぷりキノコがいい味を出していて、また食べたい!と思う一品です。
ビーフサーロインステーキです。
物価が安い!というイメージから奮発してステーキです。
後から考えると、「フィンランドより安い」だけな気もしますが、おいしかったので大正解!
レアだとお腹を壊すので、ミディアムでいただきます。
付け合わせは・・・大根?カブ???ちょっと苦手な味でした。
スパイスが多く使われているようで、味は濃いめです。
2種類の魚のサラダ ハンザ風ニシン・スモークサーモンのソテーです。
ニシンとスモークサーモンは臭みもなく、塩味が聞いておいしかったです。
フィンランドのニシンの酢漬けはクセが強いものがあって困ることもあるのですが、オルテ・ハンザのニシンは臭くなくて大丈夫でした。
個人的には、このサラダが一番おいしかったかも。
オルデハンザはトイレも中世風です。
水洗式ですが、見た目は中世のものをイメージしているようです。
手を洗う水道は、やかん?(笑)
中に水が溜まっていて、やかんを傾けて使います。
ぜひ、トイレもチェックしてみてください!
美味しい食事をいただいた後は、タリン旧市街地の観光へ出発します。
続きはこちら。
【夏のフィンランド旅行5日目PM】7月ベストシーズンinタリン(エストニア) フィンランド旅行
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