ねこは元々狩猟動物です。
今でもその名残は残っていて、ハンターとしての本能を感じさせる行動がちらほらあります。
外に出ることができる飼い猫が、鳥や虫を取ってくるというのは良くある話。
そして、ネコ科の動物は単独で狩りをするので、待ち伏せが基本です。
獲物が近くに来るまで、ひたすら待ちます。
ずっと待ちます。
つまり、「いかに気配を消して獲物を待つことができるか」が猫にとって狩りの達人の条件になります。
ネコ科の狩りは「じっと待つこと!」
ネコ科の動物は、獲物を捕らえるために、とにかく気配を消して待ちます。
テレビでアフリカの野生動物を見ても、ネコ科の動物の狩りは、とにかく待ち伏せと我慢強さが大切です。
で、うちの長男ねこ・みやびはこの点で抜きんでた才能を持っています。
うちのご飯は、朝7時、お昼12時、夕方5時の3回、自動えさやり器から出てきます。
頭のいいみやびは、ちゃんとえさやり器を理解しています。
なので、おなかが空くと、じっとえさやり器の前で待っています。
じっとえさやり器を見つめ続け、身動き一つせずに待ちます。
すごいねあなた。
もしかしたら、うちのねこは狩りの達人では?
まあ、おなかが空いてくれば、えさやり器の前で待つのはわかります。
みやびは頭がいいので、ここからご飯が出てくる!!って理解もできているし。
問題なのは、待つ時間です。
うちのご飯スケジュールでは、夕方5時にご飯が出ると、次に出てくるの朝の7時です。
夜を挟むので、大体14時間くらい間隔があくことになります。
なので、朝方とかにお腹が空いて待つのならまだわかるのですが、「食べること」にこだわる彼は、なんと夜の9時過ぎからじっと待っています。
えっと、次のご飯まで、あと10時間もあるんですが。
そして、人が近くに来るとカワイイ顔をして「おなかすいた!」アピール。
その顔には騙されません。
さっきご飯あげたでしょ!!
さくらがやってくると威嚇。
さくらが去っていくと、ずっとえさやり器を見つめています。
実は、夜だけではなく、日中も、ごはんの2時間前くらいからじっと待っています。
この執念は一体・・・。
一方、さくらはご飯を待つことが全くありません。
えさやり器が動いてご飯が出てくると飛んで来て食べるのですが、それはあくまでご飯が出てきたから。
みやびみたいに、「ひたすらご飯が出てくるのを待つ」というのはありません。
おんなじアビシニアンなのに、全然性格が違うのが面白いです。
というか、みやびの食に対する執念が凄すぎと思います。
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